縁は異なもの味なもの
社長室で。

健太郎、樹、大輔が集まり、

「樹!ありがとう!お前のアドバイスのおかげで、プロポーズ成功したんだよ!」

健太郎、樹
「おめでとう! 大ちゃん 大輔!!」

「それで、今週の土曜日にあちらの実家へ挨拶してくる予定です。」

「大ちゃん、もう一つアドバイス。
昨日、挨拶する事を立川さんがしたんだよね?」

「ああ。」

「この前も言ったけど、あの武田は捨て身覚悟だ… 今日にでも大ちゃんからあちらのご両親に会ってくれる感謝の連絡をした方が良いよ〜。
俺さ、武田は立川さんの実家へ行くような気がするんだよ。
もし、行っても名前も違うヤツが来たら、追い返してもらえるだろう?」

「あ!そうだなぁ、
真央も"会わせたい人がいる"だけで、オレの名前までは言ってないわ〜」

「お前、何でそんなに詳しいんだ?」

「ホラ父さん、昴のガールフレンドにいたジャン! 変な人!
"私は昴さんと結婚するんです。"って言ってさ〜母さんが騙されたジャン!」

「あ〜! 思い出した! いたな、そういえば」

「それは、どうやって解決したんですか?」

「ウチの顧問弁護士にたのんで、名誉毀損とストーカー規制法かな?」

「大輔もその… タケダという男が2人の結婚を邪魔するようなら、弁護士たてろ!
俺も協力するからな!」

「はい。今晩真央に実家の電話番号聞いて、お礼の電話かけます。」

「頑張れよ! じゃあ来週は井上に挨拶か?」

「はい。父さんと康平には来週の日曜日に行くと伝えてあります。母さんに前日電話します」

「おばさん喜ぶね! 頑張って〜大ちゃん!」

大輔は、
樹の並外れた経験値からのアドバイスを実行するつもりだ。


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