縁は異なもの味なもの
「ハア〜、天使だよ〜真央は。 チュ!
でも! 明日は指輪忘れるなよ。」

「は〜い。 あ! そういえば!
あのね、大輔さんが社長室に行ってた時に、課長と小野君から私たちは婚約してるのか?とか…
結婚式の日取りがわかったら早く教えて欲しいって…
課長は朝から社内の内線で問い合わせが多くて困ってたの。」

「ウチは反対しないから、真央のご両親に結婚のお許しが出たら、課長と部長に婚約したと話しするか?
おじさんや樹も賛成だし。」

「おじさん…って社長? 樹… 専務!
ああ、親戚だもんね〜。
何か私からすると、恐れ多いわ〜緊張する。」

「それとな〜 結婚したら俺は実家の仕事に就くと思うんだけど…ついて来てくれる?」

「もちろんついてく! 
私のこと捨てないでよ!ずっと側にいてね!」

「当たり前だろ! 大事にする。
愛してるよ。真央。チュ!
今年中に結婚して、来年から井上不動産かな?」

「は? 今年中! ちょっと待って!そんなにすぐなの?」

< 53 / 285 >

この作品をシェア

pagetop