縁は異なもの味なもの
「でね〜 大輔さんはもうそろそろ実家の会社へ戻る予定で…
あ!これはまだ内緒だよ!
でも、受付の西山さんは知ってたけど…」

「うん。わかった。え?西山さん?
あ〜、あの子は人事課長と不倫してるから知ってるかもね〜」

「え! そうなの? 知らなかった〜」

「ハハハ。コソコソやってるよ!
みんな黙ってるけどね!
それより、主任の実家はどこなの?」

「それが…〇〇県でココのお隣。」

「じゃあ、真央は寿退社なの…?」

「うん。そうなると思う。」

「結婚式は、〇〇県で?」

「うん。たぶん…
あのね、これはその内バレると思うけど…
大輔さんの家族はウチの社長家族と親戚なの…」

「は? 親戚!」

「大輔さんのお母さんと社長が兄妹なんだって」

「ワオ〜! スゴイね! じゃあ専務と主任はいとこ?」

「うん。 社長は伯父さんなのよ〜」

「何か、慣れるまでは、複雑な心境ね。」

「そうなのよ!」

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