縁は異なもの味なもの

2人はスパゲティを食べ終え、
デザートのケーキとコーヒーを飲んでいた。

真央の携帯がぶるぶる震えた。

大輔から駐車場に停めて店に来るとの事だった。

「大輔さんでね、駐車場に停めて店に来るって」

「主任の私服〜！　
イケメンは何でも似合うんだろうなぁ〜」

「杏奈、何を言ってんだか〜ハハハ。
杏奈は、結婚式の準備は順調？」

「何かさ〜、決める事が多くて大変！
席順とか、披露宴の食事はどれが良いか？
でもさ〜面倒くさがりのアイツが頑張ってるし、一緒に悩んでくれたりするから見直しちゃったんだ！
付き合ってる時は、何でも私が決めてたから…」

「いざとなったら、頼りになる男らしい孝志〈こうじ〉さんだったのね〜！ふふふ。
お熱いことで！」

「真央、誰がお熱いの？」

「あ、大輔さん。お疲れ様です。」

「うん。俺もコーヒー飲んでも良い？」

「はい。どうぞ！　」

大輔は、店員さんを呼びコーヒーを注文した。