縁は異なもの味なもの
「あぁ〜、 社内の誰もが文句言えないようにさっさと結婚して下さいね!」

「は〜い! 大丈夫!明日真央の実家から許してもらえたら、月曜日に部長と課長に報告するからさ! ハハハ。
じゃあ、帰ろうか!」

大輔が会計してくれて、コインパーキングまで歩いて行くのにも、私の買い物した袋を持ってくれる大輔。

大輔の車を見て、杏奈は感激していた。

「主任!この車、超イイじゃあないですか!」

「まあ、そうなのかな?
父親からのお下がりでさ〜、
父親は気に入って買ったんだけど母親は外車がいい!って言ったらしくて…」

「あぁ〜、国産の最高級車なのに?」

「オレは動けば何でも良いから、貰ったんだわ」

「え!この車はそんなにスゴイの? 杏奈〜」

「あぁ〜 真央にはわからないかも知れないけど、スゴイ高級車だからね!」

「そうなんだね。汚さないようにしなきゃ!」

「ハハハ!車なんか故障せずに動けば良いだよ〜」


杏奈はちょっと感覚がズレてる2人だが、こんな2人だから上手くいくと思えた。

杏奈を送り、杏奈と大野さんの新居のマンションの場所も初めて確認した真央。

「わぁ、住宅街のマンションだから、住みやすい環境だね。素敵なマンションだし」

「今度、ウチにも2人で遊びに来てね!
主任、送っていただいてありがとうございます。
明日、2人とも頑張ってね!応援してるよ。
じゃあ、おやすみなさーい」

真央、大輔
「ありがとう。おやすみ」

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