縁は異なもの味なもの
ピンポン♪

美也子が奥から玄関に現れた。

「お母さん、ただいま!」

「お疲れ様〜、さあ上がって〜」

「はじめまして! 真央さんとお付き合いしております。 井上 大輔と申します!」

「はじめまして、真央の母親の 美也子です。
どうぞ、上がって〜」

「ハイ。お邪魔します!」

美也子が 床の間がある和室に案内した。

すぐに、賢司が現れ
「真央ちゃん、井上さん、お疲れ様でした。
井上さん、はじめまして 立川 賢司です。」

大輔は、座布団を避けて 畳に正座して
「はじめまして、井上 大輔と申します!
真央さんにプロポーズを受けてもらえたので、お父さんとお母さんにご挨拶に伺いました!
これは、つまらないモノですが…
どうぞ召し上がって下さい。」

「ご丁寧に、ありがとうございます。
2人とも、足を崩してね。
今美也子さんがお茶持って来てから、お話を聞かせてもらえるかなぁ〜」

美也子が、コーヒーを持ってきた。

4人で向かい合わせで座り、賢司が
「じゃあ、揃ったので、井上さんの自己紹介してもらおうかな。」
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