縁は異なもの味なもの
15時になり、ダラダラと喋っていたら、

お父さんが
「真央ちゃん、卒業アルバムとか大輔君に見せてあげたら?」

「え〜恥ずかしいよ〜 」

「お〜! 見たい!真央。見せてよ。」

「じゃあ、今日は真央の部屋で大輔さんに泊まってもらうからお布団も、和室から持って行ってくれる?」

「はい。わかりましたお母さん。
ホラ、真央、和室和室!」

「え〜、まぁしょうがないか〜
和室からお布団持って行きますか〜」

2人で布団とシーツやカバーを持ち2階の真央の部屋へ

ガチャ 中に入るとキレイに掃除された真央の部屋。

布団を床に置き、ベッドに腰掛けた大輔は部屋をグルリと見回している。

真央は本棚から産まれた時からのアルバムと小中高の卒業アルバムも出した。

真央が産まれたばかりの頃の写真には、亡くなった実父も写っていた…

「真央は、亡くなったお父さんに似てるな〜
お母さんにも似てるけど、お父さん似だわ」

「うん。そう?」

2人でアルバムを見ながらいろんな話しをした。
大輔さんが、初恋の男の子は?とか聞いてきた。

幼稚園の頃のサトル君を指指すと、
アルバムのサトル君に向かって、デコピンした!

「あ〜サトル君が可哀想ジャン!
大輔さんのウチに行ったら、私も大輔さんの初恋の子にデコピンしちゃおう!」

ハハハ!ハハハ。

< 93 / 285 >

この作品をシェア

pagetop