捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
どういう意味?

専務の言葉の意味が全く分からないまま、とりあえず瑠偉をあまり待たせなくて、お母さんに遅くなることだけメッセージを送ると、急いで帰り支度を始めた。

いろいろなことを考えていたせいか、気づけばもう家に着いていた。

とりあえず今は母親に戻らなければ。
そう思いながら、キュッと気を引き締めると家へと入る。
いつもなら走って来る瑠偉も、なんらか答えてくれる母もいなくて、不思議に思いつつリビングに入れば、私は息が止まるかと思った。

どうして祥吾さんが!

そこにはお母さんとたったまま、話をしている祥吾さんの姿があった。
勝手に来ていたことに怒りを覚えるも、母と話をする祥吾さんはなぜか泣きそうに見えて、私の怒りはしぼんでしまう。
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