捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました

三人で朝食を食べ、瑠偉の支度を祥吾さんとすると、みんなで車に乗り込む。まず瑠偉を保育園へと送り、その後私が会社へと送ってもらう。

すっかりそれが毎日になってしまい、会社でも最近また色々言われている気がする。
専務の愛人に加え、今度は高級車を乗り付けている。そんな話が聞こえてきそうだ。
しかし、何を言われても今更だし、何もやましいことはない。

そんなことよりも今は今日のことのほうが憂鬱だ。
専務室に続く自室のデスクに座ると、仕事を始めた。


昼からの打ち合わせに向け、最終の確認をしていた私だったがついため息が漏れる。
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