にちにち
 不思について。
 不思、それは何だって叶える男の名。堂では中核を成し美しい男であった。雪空見上げて傍観としていた。
 彼は美しい。思う事かんばぜれば神。不思、それは無知を意味していて、それは何だって出来る事を示唆した。
 不思ー、直してー。病んだからだを引っ提げた大日は、不思の前に美しい瞳を晒した。 泣いた様な顔をした不思は、んあ、うん。そう言った。その双腕に、不可能は無かった。
 金の目ー、か。
 そう言った不思は、口付けを果たし、大日の何の傷も祓えた。何の歪みも、祓えた。甘い口付けは、白薔薇の味がしたー。男同士け、そう苦そうな顔をして不思議色と化した。

 アレックがー?そう聴いた。彼は僧で風変わりに名前をクニタチでは無くしたから驚かれた男であった。
 美貌でー、大きな二重の瞳、それは深い黒を指し示した。神は束ねあげられ黒く、たわわにも団子に結合いあげてあった。瀬はそう言って少し笑った。
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