きみのため



「ストーカーに、ううん、
他の誰にもあげないよ。
真央は死ぬまで俺だけのもの」


「うん」


「よそ見も、心変わりも、絶対だめ」


「うん」


「真央は一生俺に守られて、
一生俺に愛されていて」




紫乃くんは最後に


「約束ね。



──もし破ったら」





耳もとで囁いて




わたしに誓いのようなキスをした。



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