HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
本気で私に惚れてるのか?
嫌々あり得ない。
だって、彼はあの時、父に言い切った。
私との結婚は医局のトップに上がる為の後ろ盾だと。
この結婚に愛はなく
私は単なる付属品。
彼の出世の道具でしかない。
だから、こうして彼との結婚に反発している。
「どうした?宇佐美。深刻な顔して」
「え、あ…いえ…別に」
エレベーターホールで皆を待って居た私に主任が最初に合流した。