HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
「このコインはアメリカの臨床留学で受け持った患者から貰ったコインだ・・・俺には必要ないモノだ。お前にやるよ。眞白」
「え、あ・・・」
私は素直にコインを手にした。
「あの時のお前はお婆ちゃんが死んだと大泣きしていた。でも、六ペンスのコインをあげた途端、泣き止んで…嬉しそうに木漏れ日に翳して…」
「じゃあの時のお兄ちゃんは…黒人さんなの?」
「あぁ~そうだ」
「・・・」
「俺はお前を初めて見た時から…あの時の女の子だと気づいていた…」
「・・・どうして最初に言ってくれなかったの?」
「・・・眞白から見れば…単なる通りすがりのお兄ちゃんだろうって感覚で思っていた。でも、まさか…初恋の人とは…」
黒人さんは肩を揺すってクツクツ意地悪く笑った。
「え、あ・・・」
私は素直にコインを手にした。
「あの時のお前はお婆ちゃんが死んだと大泣きしていた。でも、六ペンスのコインをあげた途端、泣き止んで…嬉しそうに木漏れ日に翳して…」
「じゃあの時のお兄ちゃんは…黒人さんなの?」
「あぁ~そうだ」
「・・・」
「俺はお前を初めて見た時から…あの時の女の子だと気づいていた…」
「・・・どうして最初に言ってくれなかったの?」
「・・・眞白から見れば…単なる通りすがりのお兄ちゃんだろうって感覚で思っていた。でも、まさか…初恋の人とは…」
黒人さんは肩を揺すってクツクツ意地悪く笑った。