HONEYBEE(3)～エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します～

甘い甘いキスの後は私を腕の中に抱き締める。
「眞白…愛してる」

「うん…」

「眞白からはないのか？」

「何が？」

「何ってこの雰囲気で俺の言って欲しい言葉分からないのか？俺はちゃんと言ったぞ」
黒人さんは私の髪を撫でながら耳許で強請る。

「…愛してる…」

照れ臭いけど、彼の耳許に唇を寄せてそっと返した。


「テレ屋なのは分かるけど…これから一杯言って欲しいな。眞白、いいなっ。約束だ」

「分かった…」

私は彼の胸板に頬を寄せる。
彼の胸の内側は静かな室内とは反対にざわついていた。

「黒人さんも…ドキドキするのね…」
「・・・眞白と居ると俺の心臓がドキドキして仕方がない…クールな俺のペースを狂わせるんだよ…眞白は・・・」

「私だって貴方にペースを狂わされてどうしようもないわ」