HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
朝起きて、リビングに行くとソファで黒人さんが爆睡していた。

丸二日日勤と当直をこなした彼。
私の声でもカラダを揺すっても起きる気配はなかった。

私が出来るコトは一つ。

彼のカラダにタオルケットを掛け、彼がいつ起きても食べられるようにご飯を用意した。

鮭を焼き、ワカメの味噌汁を作り、ホウレンソウを茹でた。
朝食を食べながら、炊飯器のご飯が炊きあがるのを待つ。

ダイニングテーブルに彼のご飯を準備して、伝言のメモを置く。

眠る彼の唇にそっと行って来ますのキスをしてアルバイトに行った。

以前なら、すれ違っていても何も思わなかったクセに。

このすれ違いがもどかしく思う。

医者と結婚すれば、すれ違いが多くなるのは分かっていた。

彼の仕事は人の命を救う仕事、朝も昼も夜も関係ない。

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