HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
「お帰り。眞白」
俺は珍しくキッチンに立ち、カレーライスを作って、眞白を待った。

「この匂いは…カレー?」

「あ…俺の特製カレーだ…」
パンプスを脱ぐ眞白は玄関先まで香って来るカレーの匂いに気づいた。

「黒人さんがキッチンに立つなんて…初めてじゃない?」

「・・・ずっと一人暮らしだったんだ…俺だって…料理は出来る方だぞ…」

「そうなの…じゃ貴方のカレー楽しみに待ってるわ…」

「…外から帰って来たんだ…手洗いとうがいはちゃんとしろよ…眞白」
俺は意地悪で眞白に言い放った。
「…いつも私に言われているからって・・・帰宅早々…ウザいわよ・・・」

「何言ってんだ…元々俺は眞白にとってウザい存在だったんだろ?」

「そうよ…でも・・・今は・・・」

眞白は白い頬を染めて、俺を上目で見つめる。


「今は…何だよ!?」


モジモジする眞白。
「・・・愛しの旦那様よ…」

眞白は爪先立ちして、俺の唇にキスして洗面ルームに行ってしまった。


「おいっ!?待てよ…眞白」

俺は眞白を後を追った。



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