HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
眞白は俺のカレーライスをスプーンで掬い、口に運んだ。

「美味しい」

「そっか…美味しいか…」
彼女の美味そうに俺の作ったカレーを食べる姿をして、安堵した。

俺はコルクボードに飾った写真を見つめながら、要らない写真を外す作業を始める。

コルクボードに飾ってあるのは俺のニューヨークでの三年間の想い出の詰まった写真ばかり。

要らない写真はない。

まぁ、来月ニューヨークに行くし、共に現場で患者の命を救う為に戦った同僚たちには会える。

「何…外すのに、時間がかかるのね…」

「!?」

俺が写真を外しながら、想い出に浸っている間に、眞白はカレーを食べ終えていた。

「お前…早食いだな…ちゃんと噛んで食べてるのか?」

「食べてるわよ…」



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