HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~

充斗が手配してくれた部屋はハネムーン気分の私達には最適な場所だった。

「充斗…気が利くわね…」

「…俺達はハネムーンに来たんじゃねぇのに…充斗のヤツ…気を遣い過ぎた…」

「いいじゃない…貴方はお仕事だけど…私はハネムーンの気分だもん」

「・・・まぁ、そうやって素直に感情を表現する眞白を見てるだけで、俺は嬉しい気分になるよ…」

彼は皮のジャンパーを脱いで、白い長Tシャツ姿になった。

黒人さんの普段着は古着が多い。

人の着た服なんて…何がいいのか理解不能。

この間なんて、ヴィンテージ物のジーンズだと言って、二十万円で購入していた。

彼のお金だし、趣味だし、文句は心の中に仕舞っておこう。


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