HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
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互いにそっぽを向き合い、部屋に戻った。
充斗が用意してくれた最高級のスイートだけど、仲たがいしてしまった私達には針の筵でしかなかった。

「先に浴びるぞ」
と低い声で言い放ち、バスルームに消えていく黒人さん。

私はコールガールのようだと言われたへそ出しドレスを脱いで、部屋着に着替えた。

頭からバスタオルを被り、バスローブ姿で戻るとソファに座る私を無視して、キャリーバックからノートパソコンのケースを取り出した。

「何するの?」

機嫌の悪い黒人さんに恐る恐る訊いてみた。


「セミナーの内容を勉強しておく必要があるからな…その予習だ。だから、お前の相手は出来ない。適当に寝てくれ」

黒人さんは冷たく言って、ノートパソコンを部屋の端にある執務机に置いて、セミナーの予習を始めた。

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