HONEYBEE(3)～エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します～

折角ニューヨークまで来たのに、喧嘩一つで私を無視し始める。

私はハネムーン気分だったけど、黒人さんは元々セミナーに出席するのが目的で、ニューヨークに来た。

私は彼の態度にムカつき、彼と同じように無視する。
勝手に寝室のベットに引っ込んで、先に眠ってしまった。

長旅の疲れもあり、ベットに入った途端、そのまま眠ってしまった。



「眞白…起きろっ。眞白！」

私は彼の大声で目を覚ます。

スマートフォンで起床時間のセットを忘れ、黒人さんに起こされた。

「起きたか？」

私は寝癖のついた髪を掻きながら、起き上がって、枕元に置いたスマートフォンで時間を確かめる。

「もう…こんな時間！！？」

「早く支度してくれ…病院に行くぞ…」

彼は私に言いたいコトを言って、寝室を出て行く。

私は慌てて支度して、スマートフォンを弄って、待ち時間を潰す黒人さんの元に急いだ。


「ゴメン…」

「早く行くぞ…」

「うん」