HONEYBEE(3)～エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します～

金髪の美人ドクター

コロンビア大学メディカルセンターに着くと、彼が運転手に料金とチップを払った。

私は先に下りて、巨大なビル群を形成するメディカルセンターを見つめ、一つの街のような広さに圧倒されてしまった。

此処で彼は心臓外科臨床経験を積んだ。
此処での心臓手術の技量は神の水準。彼はそこで三年間、多くの手術に携わり、心臓外科医としてのスキルを上げた。

「何ボーッとしてんだ？眞白、行くぞ」

「別に…ボーッとはしてませんよ…」

私は彼の案内でメディカルセンターの正面入り口に潜った。

「クロ！！」

入り口にはあの写真で見た金髪の白衣姿のエルザさんが私達を待って居た。

「エルザ！！」

「クロ！！」
彼女の青い瞳が懐かしそうに黒人さんを見つめていた。
お互いに熱く名前を呼び合い、妻の私の前で抱き合った。

そして、抱擁を緩めた黒人さんとエルザさんは唇を交わした。