HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
午後からは医療セミナー。このセミナーに出席する為、黒人さんは私を連れて、日本から来た。
セミナーは、メディカルセンター内の大きなホールで行われた。
全て英語で、私も黒人さんに付き添いで出席したけど、内容は半分ぐらいしか理解出来なかった。

夜は夜で、黒人さんがお世話になった医師・ボンド・スチュアート先生の自宅のホームパーティーに招かれていた。

ニューヨークの高級住宅街にお住いのボンド先生。
一旦ホテルに戻って、パーティー用のドレスに着替える。
昨日のドレスは絶対に着るなと言われたので、別の清楚な紺のマーメイトラインのドレスを着た。

ホテル内にある店で手土産にワインを買って、二人でタクシーに乗って、ボンド先生の自宅に向かった。


「明日はフリーだ。お前の行きたいトコに連れて行ってやるよ…眞白」

「別に無理しなくてもいいわよ…」

私は彼の厚意を無碍にした。

「お前…まだ・・・怒ってるのか?」

「別に…」

「その言い方が怒ってると言いたいんだ」

「・・・エルザさんとデートでもすれば?」

「あのなぁー…折角のニューヨークだぞ…眞白」

「・・・貴方だって…昨日は怒ってたじゃない…」

「だからって二日も引きずるなよ…」






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