HONEYBEE(3)～エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します～

ボンド先生は某ファーストフード店の軒先に立っているカー〇ル・サンダースに似て、白髪の円い眼鏡を掛けた太った初老のドクター。

でも、心臓外科医としての腕は世界のトップセブン。神の手を持つドクター。

「黒人に眞白さん、いらっしゃい」

ボンド先生が私達をエントランスで出迎えてくれた。
エントランスには甲冑や掛け軸が飾られていた。
他にも九谷焼の壺とかひと目でボンド先生が日本フリークだと分かった。

だから、日本語も達者。

「眞白さん、貴方は黒人に勿体ない…キレイです…」

「ありがとう御座います…ボンド先生」

ボンド先生は私に抱きついて来た。

「ボンド先生！！眞白に抱きつかないで下さい…」

「眞白さん…抱き心地最高です…」

「ありがとう御座います」

「眞白！！」
調子に乗る私を彼は叱り飛ばした。