HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
「自分はエルザさんと抱き合ってたクセに…何よ…」

「だからって…お前まで…抱き合う必要ないだろ?」

「喧嘩良くないよ…黒人」

ボンド先生が私達の間に入って、諫めてくれた。


「ほら、裏庭で皆がお待ちかねだよ…黒人に眞白さん」

ボンド先生が私達を裏庭に案内していく。

広々とした邸宅の廊下を突き抜けて、プールのある裏庭へと出た。
外観では分からなかったが、凄く奥行きのある大きな家だった。

「黒人、眞白…ハッピーウエディング!!!」


パーティーに招待された皆から、結婚の祝福をされてしまった。

「マシロ…これ」
エルザさんは私の頭に突然ベールを被せて、花束を押し付けて来た。

プールサイドには神父さんが立っていた。


「これって…人前結婚式??」


「ほら…仲良く腕組んで…」

ボンド先生に促され、私と黒人さんは腕を組んだ。



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