HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
「黒人さんの様子はどう?」

母が彼の怪我を訊きつけ、日本から来てくれた。

「何だか…平然としちゃって…気が抜けたわ…」

私は軽い眩暈を起こし、母の方にしなだれてしまった。

「大丈夫?眞白…顔が真っ青よ・・・」

「大丈夫よ…平気よ…」

私はカラダを起こし、心配する母に作り笑いをして、誤魔化した。

「眞白…熱だってあるし…」

「私が倒れたら、誰が黒人さんに付き添うのよ…平気だから…」

「貴方…もしかして…妊娠してる?生理はあるの?」

「えっ?あ・・・今月はまだかな?って言っても…私…今不妊治療中だし」

そう言えば、槇村院長の言葉を思い出した。

『卵管造影検査』をしたら、半年間は妊娠しやすくなるって。

「まさか…本当に私…」

黒人さんの子を妊娠してるの?

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