HONEYBEE(3)～エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します～

私は母に付き添って貰い、念の為に『産婦人科』の診察を受けた。


母の思った通り、私は妊娠していた。

私は黒人さんの子を宿していた。
診察を終え、待合室で待っていた母が私の診察結果を訊いて来た。
「その顔は出来てたのね…」

「お母さん…」

「眞白…」


母は私の妊娠を喜び、抱き締めてくれた。


「早速、黒人さんにも報告しないとね。眞白」

「それは待って欲しいの…黒人さんは自分のコトで今は精一杯なの…そんな彼に気遣われても…困るわ」
私の妊娠を知れば、彼もきっと喜ぶ。
自分に付き添う身重の私を気遣う。


「でも・・・眞白…
私も来週には日本に帰らないといけない…妊娠したと分かった以上は眞白貴方をニューヨークには残していけない…黒人さんにもキチンと話して、一旦貴方は日本に…」

「私は帰らない！！黒人さんの元に居る…」

「眞白…」

「私のせいで彼は・・・」

私は人目を憚らず、泣いてしまった。