HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
そして、俺は大柄の黒人男性に絡まれる眞白を見つけた。

一人の撃った弾丸が俺の右腕に命中した。

最初は蜂に刺されたような感覚だったが、ジワジワと痛みが右腕に広がっていった。

俺はその痛みを逃れるようにビルの壁面に背中を預けて、そのまま蹲る。

俺が見つけなきゃ…眞白はバックを奪われた後、撃ち殺されていたかもしれない。

そう考えるとこれは名誉の負傷だ。

眞白じゃなく、俺が撃たれて良かった…


俺はその代償に心臓外科医としての腕を失ってしまった。

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