HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
「ボンド先生がそっと私に教えてくれたわ…」

「・・・余計なコトを…」

黒人さんは軽く舌打ちして、視線を泳がせる。

「…言いたいコトがあるなら、ハッキリ言ってよ!!お前を護ったせいで、外科医の道が閉ざされたって…」


「俺はそんな風に思っていない…」

「でも・・・後悔はしてるでしょ?」

「後悔なんて…」

彼は言葉尻を濁して、黙ってしまった。

後悔はしていないと言えば、嘘になるんだ。

「・・・でも、俺が撃たれなきゃ…お前が撃たれていたかもしれない…その方が辛い…」

どちらにしても、一発の銃弾が私と彼の愛にヒビを入れたのは確かだった。


「眞白。その子は産むのか?」

「この子はお父様が望んだ後継者になるかもしれない子だもん」

私はまだ、ぺったんこのお腹に手を掛け、愛おしく撫でる。

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