HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
一番の宝物
私のお腹の中の赤ちゃんもスクスクと育ち、六ヵ月を迎える。
『東亜医科大付属病院』の中庭の桜の蕾が少しずつ開き始めていた。
「順調ですよ…眞白さん」
本日は赤ちゃんの定期検診。
黒人さんから赤ちゃんのコトを全面的に任された奏弥先生が担当医。
「良かった…」
彼は母子手帳に今日の検診結果を書き込みながら、私に話し掛けて来た。
「クロとはちゃんと連絡取り合ってる?」
「えぇ~」
「クロのリハビリも順調そうだね…」
「はい…」
私と黒人さんはマメに連絡を取り合っていた。
私は赤ちゃんの様子を伝え、彼は自分のリハビリを状況を包み隠さず教えてくれた。
離婚を切り出した彼もあれから離婚に関しては何も言って来なくなった。
順調に進むリハビリの中で、復帰の希望を見出したのかもしれない。
こうして、東京とニューヨークの距離感が今の私達には程よい関係を作り出していた。
共に住むとなれば、毎日顔を合わせるコトになる。
そうなれば、また辛い思いを抱くかもしれない。
『東亜医科大付属病院』の中庭の桜の蕾が少しずつ開き始めていた。
「順調ですよ…眞白さん」
本日は赤ちゃんの定期検診。
黒人さんから赤ちゃんのコトを全面的に任された奏弥先生が担当医。
「良かった…」
彼は母子手帳に今日の検診結果を書き込みながら、私に話し掛けて来た。
「クロとはちゃんと連絡取り合ってる?」
「えぇ~」
「クロのリハビリも順調そうだね…」
「はい…」
私と黒人さんはマメに連絡を取り合っていた。
私は赤ちゃんの様子を伝え、彼は自分のリハビリを状況を包み隠さず教えてくれた。
離婚を切り出した彼もあれから離婚に関しては何も言って来なくなった。
順調に進むリハビリの中で、復帰の希望を見出したのかもしれない。
こうして、東京とニューヨークの距離感が今の私達には程よい関係を作り出していた。
共に住むとなれば、毎日顔を合わせるコトになる。
そうなれば、また辛い思いを抱くかもしれない。