HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
「おーい!!入っていいよ」

奏弥先生はドアの向こうに居る助手を呼んだ。

「失礼します…」

低く響く懐かしい声。

長身で男性の助手は奏弥先生と同じ白衣を身に纏っていた。

空港で別れて、半年…

私の目の前に白衣姿の黒人さんが颯爽と現れた。

「黒人…さん!?」

「眞白…只今・・・」

「本当に黒人さんなの?」

私は目を擦り、彼の姿を穴が開くほど見つめる。


「あぁ~お前の夫だ…眞白」


「じゃ俺は他の回診があるから…行くよ…クロ」

「あぁ~サンキューな…マキ」

「じゃ」

奏弥先生は黒人さんに私を任せて病室を出た。

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