HONEYBEE(3)～エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します～

「お前の入籍を知り、人事部にもお前の寿退職を報告した。お前は今月末で会社を退職。黒人君を妻として支え、後継者作りに専念だ。眞白」
「ち、ちょっと待ってよ！？お父さん…私…仕事は・・・」


「医者の妻になるんだ…それを理解してるのか？眞白」

「だからって…私に一言も言わず…退職は横暴だわ！！」


「鹿沼主任も了承済みだ。残りの三週間で引き継ぎを済ませるんだ。いいなっ。眞白」

「お父さん…」

私は父の片腕をなる為に看護師にならず、｢フロンティアメディカル」に就職して、営業部で頑張って仕事をこなして来たのに。

黒人さんと結婚したからクビ。
彼のサポート役と後継者作りに専念って・・・

子供が生まれたら、彼と離婚する気でいるのに、職を奪われて専業主婦になれば、彼に養われるしかないじゃない！！


これは、彼の差し金か・・・

私は隣に座り、黙ってコーヒーを飲む黒人さんを睨んだ。