HONEYBEE(3)～エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します～

私は自室で荷物を纏めるから手伝ってくれと言って、彼を自室に連れ込んだ。
「此処が眞白の部屋か・・・」


何食わぬ顔で私の部屋を見渡す彼の頬を思いっきり平手打ちを食らわした。
「貴方でしょ?父に退職を促したのは…」

「はぁ?俺は知らないぞ…宇佐美社長が独断で決めたコトだろ？俺だって内心は驚いているんだ…」
彼は叩かれた頬を押え、無実だと反発した。
「嘘よ！！絶対に言ったでしょ？？」

「どうしてそう決めつけるんだ？眞白」

「だって…私が退職したら、専業主婦になるワケだし…子供が生まれても離婚出来ないでしょ？」


「それもそうだな…じゃそのまま「フロンティアメディカル」退職しろっ。俺がお前とこれから誕生する子供を養ってやるから…」

「嫌よっ！！絶対に嫌っ！！」

私は強い口調で返した。