HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~

先に入浴して、乾いた喉を潤そうとキッチンに向かった。
彼はリビングのソファーに腰を下ろしてタブレットと睨めっこ。

「お先でした…」

「ちゃんと湯船でカラダを温めたか?眞白」
「えぇー」
「生理の時はカラダが冷えるんだ。ちゃんとカラダ温めておけよ」

「言われなくても分かってます」
「分かってるんならいい…」


私はキッチンに入り、冷蔵庫を開けてミネラルウォーターのペットボトルを手に取る。
背中越しに彼の気配を感じて、振り返った。

「俺も水」

彼も開いた冷蔵庫に手を入れて、私と同じでミネラルウォーターのペットボトルを取り出した。
そして、彼が冷蔵庫の扉を閉めた。

「そうだ・・・京弥先輩に訊いたら、看護師よりも院長秘書の仕事して欲しいって言ってたよ…どっちがいい?」

「院長秘書??どっちもどっちね・・・」

「わがまま言うなよ…俺が折角斡旋してやってんのに…」

「私は別に頼んでないわよ…貴方が勝手に…」

「で、どうするんだ?」

「…奏弥先生ならよく知ってるけど…京弥先生は余り知らないし…とりあえず考えとく」

「贅沢なヤツ…」




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