HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
「素っ気ない反応ですね…眞白さん」

「あ・・・そう?」

「ウチでもそうなんですか?」

「そうだけど…」

「ふうん・・・」

ハンドルを握る周防さんは不敵に私を見つめて呟く。

「眞白さんってツンデレでしょ?」

「はぁ?」

「・・・きっとデレたら、凄く可愛いんでしょうね…」

「周防さん!?」

「俺、変なコト言ってます?」

「・・・変なコトは言ってないけど…」

「本当は嬉しくて仕方がないのに…素直じゃないですね・・・」

「・・・大体、彼は…宇佐美の後ろ盾が欲しくて…婿入りしたんだから…」

「その点に関しては俺も同じです。でも・・・宇佐美先生…幼い時の眞白さんを知っているような口ぶりでしたよ」

「えっ?」

私と彼が会ったのは五年前だと思うけど。それ以前に会った記憶はないわよ。



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