HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
彼は、私が父に言えなかったコトを全部言ってくれた。
フルコースを食して、父と母とはフレンチレストランの前で別れた。

私達も自宅マンションに戻る。

「夕食は適当に冷凍パスタでいい?」
「構わないぞ…」

「なら、そうするわ…」

私はソファーに腰を下ろし、全身を預ける。
彼はキッチンに入って、冷蔵庫を開けていた。

そして、一人で缶ビールを飲む。

「私にも頂戴」

「分かった…」

彼は私の分の缶ビールを手に取って、隣に腰を下ろす。

「ありがとう…黒人さん」

「ん、あ・・・」
「それとお父様に私の言えなかったキモチ言ってくれてありがとう」

私のキモチを父に代弁してくれた黒人さんに一言礼を言った。

二人で缶ビールで改めて結婚をカンパイする。

私がプルトップに指を引っ掛け、空けた瞬間、泡が溢れ出す。

「黒人さん、私に内緒で振ったわね…」

「バレたか?」

私の指先は泡塗れになり、泡を舌で舐め取っていく。

「その舌、エロいな…今夜は君のカラダでお礼をして貰おうかな」
彼の不埒な言葉と目線で頬を染めた。


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