HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
婚約する以前から、世良さんのコトは知っていた。
私も看護学生として、東亜に在籍していたから。
私を誰よりも可愛がってくれた祖母。
その祖母は心臓病で他界。
私は祖母と同じ病に苦しむ人を救いたくて、医大に入学しようと勉学に励んだけど。
二浪して挫折。それでも医療の仕事がしたくて、東亜の看護学部に入学。看護師の資格を取ったけど、心筋梗塞で倒れ、命の危機に瀕した父のカラダを按じて、卒業後は父の会社に入社して、営業担当として自社の機器を売り込む仕事をこなしていた。
当時から心臓外科医としての腕はずば抜けていた世良さん。
彼は常に看護学生たちの注目の的だった。
女には媚びないクール(横柄)な人で、それが彼の人気に拍車をかけた。
心筋梗塞で入院した父の執刀医だった彼。
その縁もあり、私との婚約話が浮上した。
「お前が認めなくても…俺はお前の婿になる…」
「私を愛してるとかじゃないでしょ?」
「ん、あ・・・お前は愛して欲しいのか?」
「え、あ…別に…」
気が付けば、彼は私の腰を抱いていた。
「ちょっと・・・待って…」
必死に抵抗する私を強く抱き締める。
「宇佐美社長から・・・ちゃんと訊いていたぞ…お前は浮気一つせず…俺のコトを待って居た。
ウサギは孤独に弱いと訊くが、お前は強いな」
私も看護学生として、東亜に在籍していたから。
私を誰よりも可愛がってくれた祖母。
その祖母は心臓病で他界。
私は祖母と同じ病に苦しむ人を救いたくて、医大に入学しようと勉学に励んだけど。
二浪して挫折。それでも医療の仕事がしたくて、東亜の看護学部に入学。看護師の資格を取ったけど、心筋梗塞で倒れ、命の危機に瀕した父のカラダを按じて、卒業後は父の会社に入社して、営業担当として自社の機器を売り込む仕事をこなしていた。
当時から心臓外科医としての腕はずば抜けていた世良さん。
彼は常に看護学生たちの注目の的だった。
女には媚びないクール(横柄)な人で、それが彼の人気に拍車をかけた。
心筋梗塞で入院した父の執刀医だった彼。
その縁もあり、私との婚約話が浮上した。
「お前が認めなくても…俺はお前の婿になる…」
「私を愛してるとかじゃないでしょ?」
「ん、あ・・・お前は愛して欲しいのか?」
「え、あ…別に…」
気が付けば、彼は私の腰を抱いていた。
「ちょっと・・・待って…」
必死に抵抗する私を強く抱き締める。
「宇佐美社長から・・・ちゃんと訊いていたぞ…お前は浮気一つせず…俺のコトを待って居た。
ウサギは孤独に弱いと訊くが、お前は強いな」