HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
アルバイトは三時で終了。
「お疲れ様…宇佐美さん」
「今日はありがとう御座いました。伊集院さん」

「貴方が補佐に入ってくれたおかげで色々と助かりました」
「いえ…」
「これから、宇佐美社長夫妻の赤ちゃん、見に行くのね」
「はい…じゃお先に失礼します…院長にもよろしく言っておいて下さい」
京弥院長は患者の検査で四階に行ったまま、戻って来なかった。

「明日もよろしくね」

「はい。頑張ります」

私は小さくガッツポーズを作り、笑顔でロッカーを開けて、私物のバックを取り出して、従業員用のエレベーターで一階に下りて、裏口から帰った。

私の仕事は九時から三時までの就業。
陽も傾き始めているけど、まだまだ明るい。

『フロンティアメディカル』の営業の仕事から考えれば、楽な仕事。
伊集院さんの補佐的な仕事だし、責任感もそれほどない。

やっぱり、もっとバリバリと仕事がしたいなぁー・・・


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