消えない傷・消えない痛み

**また、か。


父に頼まれ事をして
向かっていると

手を叩く姿が見えた
すると、手を出されて
ついつい、抱き上げた。

だが、一人か?
と、思いキョロキョロすると
美桜がいた。

なぜ?会うんだろう?か⋅⋅⋅⋅⋅
と、思うが⋅⋅⋅⋅⋅⋅

手を出す美桜に
横を向く、息子

美桜は、
「ひろ、先生、仕事」
と、言う
涙をためて俺を見るから
頷くと
美桜に手をだして
美桜に抱かれた。

歩けるようになったのか
と、思っていたのが口から
でていたのか
「歩く、歩くんだと大変なの。」
と、言う美桜に
あっ、口にでたか
と、思っていると
「失礼します。」
と、声が聞こえて見ると
頭を下げて去って行く美桜を見ていた

「また、そんな顔をしてる。」
と、声をかけられた
また、美桜の仲よしの女性だ。

また?と思うが
「私、美桜と暖大と待ち合わせなの。
じゃね。」
と、言いながら
美桜達を追って行く
その人を見ていたが⋅⋅⋅⋅⋅

あっ、と思い歩を進めた。
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