消えない傷・消えない痛み
七話
**忘れていた
親父の用事を済ませて
今日は、OFFだ。
あのチビすけの顔を思い出すと
笑えるが⋅⋅⋅⋅⋅⋅
実は、
伊織は、ずっと、そうしてきたからか
表情を表す事ができない?
拒否を体がしてる?
わからないが、自分では多少は
笑ったりしているつもりだったが
アメリカのドクターから
指摘されるまで
気づいていなかった。
それから、鏡を見て
楽しい事を考えたりするが
(あまりないが。)
表情に動きがない。
かろうじて、口角がほんの
少しだけあがる?
別にそれが、どうとかはないから
伊織は、気にしていなかった。
だから、なお、あの人が言う
そんな顔?の意味がわからなかった。
部屋に戻り
ベッドに横になる
寝てしまったようだ。
母親から、親父と出掛ける用事が
出来たから夕飯は適当に食べてと
LINEが来ていた。
そういえば、小腹がすいていると
思い、簡単なものを作り
食べてからシャワーを浴び
ビール片手に部屋へと戻る
ふと⋅⋅⋅⋅机の上に目が行き
封筒?⋅⋅⋅⋅⋅⋅
ああ⋅⋅⋅⋅暖⋅⋅⋅⋅から⋅⋅⋅⋅のか⋅⋅⋅⋅⋅⋅
俺は、それを取り
封を開ける