消えない傷・消えない痛み

**報告


夜の内に凛さんには報告のLINEをした。

教授には、朝、自分から
報告を済ませた。

蒼大さんからも連絡があっていた
みたいで。

蒼大さんは、もとより
教授の友人である、蒼大さんの
お父様がかなり喜んで
煩かったと教授はぼやいていた。

蒼大さんは、凛さん?教授?
から、きいているのか
LINEには、必ず返信または
電話をしてくれる。

昼休みも····

何食べた?
何してる?
暖大は、何してるのかな?
等···等·····

可笑しくなり笑っていると
「美桜の、そんな顔が
また、見れるなんて。」
と、凛さん。
「凛さん!気持ち悪いとか言わないで
くださいよ。」
と、言うと
「あら?今、言おうとしていたのに。」
と、言うから二人で笑った。

改めて、凛さんから
「美桜、良かったね。
もしかして、甲斐君と····って
思ったけど。」
「ありがとうございます。
伊織とは、考えてもなかった。
ただ、暖大の事を思うとって
感じでしたが。
伊織は、私では表情は戻らないと
思いましたし、幸せになってほしいと
思っています。」
と、言うと
「そっか。そうだよね。」
と、言う凛さんに
「あっ、凛さん。
高木先生は、あの手紙
まだ、預かっているのですか?」
と、訊ねると
「う~ん、どうかな?
きいてみよう。」
と、なり、また、知らせて
くれる事になった。
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