消えない傷・消えない痛み
**想い
美桜は、皆から手紙を見せられて
暖の愛情を沢山感じて
涙が溢れた。
蒼大は、暖大を片手に
片手で美桜を抱き締めて
「素晴らしい、ご主人だね。」
と、言うと
美桜は、うんうんと頷く。
「美桜。
暖さんの足元にも
及ばないかもしれないけど
俺は、俺なりに
美桜と暖大を幸せにしたいと
思っている。
と、言うか
一緒じゃないと俺は
幸せじゃないから。」
と、言うと
凛さんが
「せっかく、かっこ良いこと
言ってたのに······」
と、肩をあげるから
皆で笑ってしまった。
蒼大さんは、
だって····とか
そうなの····とか
ええっ····とか
言っていたが
「たー、ちゅき」
と、暖大に言われて
「やっぱり、暖大はよい子だ。
俺も大好きだよ。」
と、言って暖大を抱き締めていた。