【プロット】竜水晶の祠~人は神を救えるか~

神々の時代の人物

【神々の時代の人物】

天神
絶世の美女の姿をしている。
愛情を力に変える神。
この世を作り上げた創造主であり、自分の身を削って海、大陸、風、神々や命、その他様々なものを産み出したが、ある時、自分の中が空っぽになっていることに気付く。
誰からも愛されず、ねぎらいもいたわりもなく、感謝すらされない日々。
愛情に飢え、苦し紛れに天界へ引き寄せたのが、古い付き合いの水神から派生した、竜神ロウだった。

しかし、ロウが不在となった大陸では、深刻な水不足が発生し、やがて人類によって竜神の救出隊(天神の討伐隊)が結成される。
天神は人類に倒されそうになるが、ロウは彼女をあわれみ、封印するにとどめた。
封印されてからも、ロウのことを探し続けている。
リィ達の尽力により、神の力を解放して1人の人間となった。

リウス
かつて竜神を封じた神官。
もともと竜神に仕えており、竜神救出隊の1人だった。
人の身で、天神のいる天界へとたどり着いた、偉人の1人。天神と対峙し、天神の窮状を知るも、生きるため、大陸で待つ人類のために戦った。
最終的には、ロウの懇願により、仲間達と協力して竜神と天神を封印。地上へ祠を建てて祀り、大地に水の恵みを取り戻した。
封印を半永久的に持続させるため、人の姿を捨てて魔力の結晶(水晶玉)となっている。
使命感や責任感が非常に強く、
「万が一、竜神の力が暴走した時は、全てが水底に沈む前に竜神を屠る」
という重い使命が、今もなお、子孫に脈々と受け継がれている。
封印後も天神から竜神を引き離すため、定期的に竜神の力を借りて、地殻変動を引き起こすことで祠や神殿の位置を移動させている。

ゾフィー
かつて天神を封じた勇者。
竜神救出隊の1人。
天界へと至る過程で、隊のほとんどの人は命を落とし、天神のもとへたどり着いたのは、ゾフィーとリウスの2人だけだった。
天神が悪に堕ちたと信じて、天神を倒すためにつらい旅路を乗り越えてきたが、天神を苦しめているそもそもの原因が、自分達が天神の愛情を一方的にむさぼったからだと知り、激しく動揺。
竜神の願いを受け、その身を剣に変えて天神を突き刺すことで、抵抗する天神を封印した。
その後は、
疲労を感じない剣の身でありながら、
天神に対する申し訳なさと封印という責務に狭まれ、かなり消耗していた様子。
なお、天界は、天神の封印後に大陸へ墜ち、地元住民(墓守)がその遺跡の管理をしている。ただし、天神が封印されている遺跡の深部は、魔力が荒れているため、禁足の地となっており、封印以来、誰も立ち入ったことがない。

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