あの頃わからなかった事
「初めまして、妻の美樹です。」
彼の奥さんは彼との子供が二人いて、子供の年からすると30代後半だと思う。
すごく若く見えるわけではないし、高い物を身につけてる感じではないけれど、細身できちんと化粧をしていて想像より綺麗な人だった。
元々私も務める会社で彼とは同僚だったときいている。
「夫が既婚者だと知っていてこうなった事に何も思うことは無かった?」
奥さんに問われる。
確かに世間的に見て私とからの関係が非難されるのはよくわかっている、
それでも私は今日覚悟をしてこの場に来た。
「奥さんには申し訳ないと思っています、でも弘樹さんの事を本当に愛しています、別れる気はありません」
「は?」
私の返事に奥さんは驚いたような声を上げる、予想した返事ではなかったんだろう。
「弘樹さんも私を愛してくれています、こうなった以上弘樹さんと別れてもらえませんか?」「あなた、何言ってるの?」
「由美ちゃん、ちょっと待って」
私の話に弘樹さんと奥さんが同時に声を出す。
奥さんにバレなければこんな事言う勇気は無かったと思う、でもこうなった以上話は別、弘樹さんと別れたくないし彼もそのはず。
「弘樹さん、私の事いつも好きだって言ってくれたよね?子供がいるから簡単に離婚は出来ないけどって。でもこうなった以上奥さんと離婚して私と結婚して欲しい。」
「由美ちゃん、それは」
「奥さんとは終わってるんでしょう?、弘樹さんが好きなのは私だよね?子供の為って言うけどこうなった以上奥さんと一緒にいても幸せになれないと思う」
「いや、確かに好きだっていったけどあれは、、」
「あなた不倫しておいて、私が知ったら今度は夫を奪おうって言うの?どんな神経してるの?」
奥さんが私を睨むようにして言う、
「美樹違う、これは」
「弘樹さんが好きなのは私です、奥さんと一緒にいるのは子供の為であって本当は私と一緒になりたいんです。
弘樹さん違わないよね?いつも私に好きだ、一緒にいたいって言ってくれてるよね?
奥さんとは終わってるよね」
「由美ちゃんやめてくれ、そうじゃない」
「弘樹さん嘘言わなくていいよ、こうなったからには私達一緒にいよう。結婚したからって愛してないのに我慢して長い人生一緒にいるなんて不幸だよ、早く別れてあげた方が奥さんのためにもなるんだよ」
「やめてくれ、そうじゃない。
僕は妻と別れる気はない」
「なんで?弘樹さんいつも私が好きだって、そう言って抱くじゃない。一緒にいて幸せだって、帰らずに一緒に居たいって言ってくれるじゃない」
そう、弘樹さんはいつも優しくそう言ってくれる、だから私は彼の気持ちは私にあるのだと、子供たちの為に奥さんの元は帰らなきゃいけないけど本当は私と一緒に居たいんだと信じられた。
奥さんに知られなければこのまま我慢しただろうけど、今となっては話は違う。
私たちこそ一緒にいるべき、愛し合ってるのに別れるなんてできない。
彼の奥さんは彼との子供が二人いて、子供の年からすると30代後半だと思う。
すごく若く見えるわけではないし、高い物を身につけてる感じではないけれど、細身できちんと化粧をしていて想像より綺麗な人だった。
元々私も務める会社で彼とは同僚だったときいている。
「夫が既婚者だと知っていてこうなった事に何も思うことは無かった?」
奥さんに問われる。
確かに世間的に見て私とからの関係が非難されるのはよくわかっている、
それでも私は今日覚悟をしてこの場に来た。
「奥さんには申し訳ないと思っています、でも弘樹さんの事を本当に愛しています、別れる気はありません」
「は?」
私の返事に奥さんは驚いたような声を上げる、予想した返事ではなかったんだろう。
「弘樹さんも私を愛してくれています、こうなった以上弘樹さんと別れてもらえませんか?」「あなた、何言ってるの?」
「由美ちゃん、ちょっと待って」
私の話に弘樹さんと奥さんが同時に声を出す。
奥さんにバレなければこんな事言う勇気は無かったと思う、でもこうなった以上話は別、弘樹さんと別れたくないし彼もそのはず。
「弘樹さん、私の事いつも好きだって言ってくれたよね?子供がいるから簡単に離婚は出来ないけどって。でもこうなった以上奥さんと離婚して私と結婚して欲しい。」
「由美ちゃん、それは」
「奥さんとは終わってるんでしょう?、弘樹さんが好きなのは私だよね?子供の為って言うけどこうなった以上奥さんと一緒にいても幸せになれないと思う」
「いや、確かに好きだっていったけどあれは、、」
「あなた不倫しておいて、私が知ったら今度は夫を奪おうって言うの?どんな神経してるの?」
奥さんが私を睨むようにして言う、
「美樹違う、これは」
「弘樹さんが好きなのは私です、奥さんと一緒にいるのは子供の為であって本当は私と一緒になりたいんです。
弘樹さん違わないよね?いつも私に好きだ、一緒にいたいって言ってくれてるよね?
奥さんとは終わってるよね」
「由美ちゃんやめてくれ、そうじゃない」
「弘樹さん嘘言わなくていいよ、こうなったからには私達一緒にいよう。結婚したからって愛してないのに我慢して長い人生一緒にいるなんて不幸だよ、早く別れてあげた方が奥さんのためにもなるんだよ」
「やめてくれ、そうじゃない。
僕は妻と別れる気はない」
「なんで?弘樹さんいつも私が好きだって、そう言って抱くじゃない。一緒にいて幸せだって、帰らずに一緒に居たいって言ってくれるじゃない」
そう、弘樹さんはいつも優しくそう言ってくれる、だから私は彼の気持ちは私にあるのだと、子供たちの為に奥さんの元は帰らなきゃいけないけど本当は私と一緒に居たいんだと信じられた。
奥さんに知られなければこのまま我慢しただろうけど、今となっては話は違う。
私たちこそ一緒にいるべき、愛し合ってるのに別れるなんてできない。