クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】
番外編
出張の、その後
出張に出発する前、蒼介さんから合鍵をもらった。
「…これ、合鍵。明後日、これで俺の家で待ってて」と。
もらった鍵を見て、嬉しくて、でも恥ずかしくて、照れ隠しにへへ、と笑えば、蒼介さんは満足そうに微笑んで私の頭をわしゃわしゃ撫でる。
もらった鍵には可愛いクマのキーホルダーが付いていて、蒼介さんの持ち物とは思えないそのギャップに思わずキーホルダーと蒼介さん、交互に見る私に、
「言いたいことが丸分かりだ、ばか」
と照れ臭そうに私の頭を小突いた。
姪っ子さんからのプレゼントだそうだ。
そういうものをちゃんと大事にする所が蒼介さんらしいと思う。
そうして蒼介さんが早朝に旅立った後、私は一旦自分の自宅に帰りシャワーと着替えを済ませてから出社した。
奈美の隣にある自分のデスクに着くと、
「今日は一段とお綺麗ですね。お肌ツヤツヤですよ、芽衣子さん」
と、奈美がニヤニヤ揶揄ってくる。
「…それはつまり、もしかしてもしかしなくても、そう言うことで、良いんですよね?」
…やっぱり奈美の目は誤魔化せないらしい。
「…これ、合鍵。明後日、これで俺の家で待ってて」と。
もらった鍵を見て、嬉しくて、でも恥ずかしくて、照れ隠しにへへ、と笑えば、蒼介さんは満足そうに微笑んで私の頭をわしゃわしゃ撫でる。
もらった鍵には可愛いクマのキーホルダーが付いていて、蒼介さんの持ち物とは思えないそのギャップに思わずキーホルダーと蒼介さん、交互に見る私に、
「言いたいことが丸分かりだ、ばか」
と照れ臭そうに私の頭を小突いた。
姪っ子さんからのプレゼントだそうだ。
そういうものをちゃんと大事にする所が蒼介さんらしいと思う。
そうして蒼介さんが早朝に旅立った後、私は一旦自分の自宅に帰りシャワーと着替えを済ませてから出社した。
奈美の隣にある自分のデスクに着くと、
「今日は一段とお綺麗ですね。お肌ツヤツヤですよ、芽衣子さん」
と、奈美がニヤニヤ揶揄ってくる。
「…それはつまり、もしかしてもしかしなくても、そう言うことで、良いんですよね?」
…やっぱり奈美の目は誤魔化せないらしい。