クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】
…でも確かに蒼介さんがいないと寂しいのは本当で、だから奈美の好奇心まみれの好意はありがたく頂戴することにした。
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「芽衣子、おめでとー!」
「ありがとー!」
業務終了後、いつもの個室居酒屋で生ビール中ジョッキを片手に乾杯する。
ぷはー、とビールを半分くらいまで一気に飲み干して、
「いやー、ほんとに良かった!」
と奈美がしみじみ言う。
「…まあ私は4人でおかず交換したあの日から、部長の気持ちには気づいてたけどねー」
ふふふ、とほくそ笑む。
…そうだった、奈美は4人でおかず交換をしたあの日、蒼介さんの様子がおかしいことに気づいて私をここに呼び出し、蒼介さんが私のことを好きだと指摘したのだった。
今思えばそれは事実だった訳だから、この子の第六感的なものは本当に侮れない…
あ!そう言えば…!
「奈美!本条さん、蒼介さんのこと狙ってなんかなかったんだけど⁉︎」
どんっ。鼻息荒く中ジョッキをテーブルに置き、むぅっと膨れて奈美に抗議する。
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「芽衣子、おめでとー!」
「ありがとー!」
業務終了後、いつもの個室居酒屋で生ビール中ジョッキを片手に乾杯する。
ぷはー、とビールを半分くらいまで一気に飲み干して、
「いやー、ほんとに良かった!」
と奈美がしみじみ言う。
「…まあ私は4人でおかず交換したあの日から、部長の気持ちには気づいてたけどねー」
ふふふ、とほくそ笑む。
…そうだった、奈美は4人でおかず交換をしたあの日、蒼介さんの様子がおかしいことに気づいて私をここに呼び出し、蒼介さんが私のことを好きだと指摘したのだった。
今思えばそれは事実だった訳だから、この子の第六感的なものは本当に侮れない…
あ!そう言えば…!
「奈美!本条さん、蒼介さんのこと狙ってなんかなかったんだけど⁉︎」
どんっ。鼻息荒く中ジョッキをテーブルに置き、むぅっと膨れて奈美に抗議する。