クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】
靴を脱いで、一泊分の荷物が入った小さめのスーツケースはとりあえず玄関脇に置いたまま、いい匂いがする、とリビングまでの廊下を歩き出す蒼介さんのジャケットの裾を、私はくい、と引っ張る。
…ん?と振り返る蒼介さんに、
「…止まらなくて、いいです…」
無意識だった。蒼介さんの熱に浮かされて、私はおかしくなったらしい。
「……!」
驚いたように目を見開き、その後優しく目を細めてまた困ったように笑い、
「…芽衣子、それ、誘ってる?」
私の頬をふわり両手で包み込む。
直接的に言われてしまうと急に恥ずかしさが込み上げて来て、はっと我に返り、またかぁぁぁっと顔に熱が集まるのを感じながら、
「…っややややっぱり今のなしで…!…とっ、豚汁!食べましょう…!」
慌ててぷいっ、視線を逸らすと、蒼介さんの瞳がまた尋常じゃない色香と熱を孕んで私を捉える。
「…無理」
そうして私は寝室に強制連行され、お互いの熱に浮かされた私たちはたっぷり甘く幸せな時間を過ごした後、ようやく食事にありついたのだったー。
出張の、その後ーfinー
…ん?と振り返る蒼介さんに、
「…止まらなくて、いいです…」
無意識だった。蒼介さんの熱に浮かされて、私はおかしくなったらしい。
「……!」
驚いたように目を見開き、その後優しく目を細めてまた困ったように笑い、
「…芽衣子、それ、誘ってる?」
私の頬をふわり両手で包み込む。
直接的に言われてしまうと急に恥ずかしさが込み上げて来て、はっと我に返り、またかぁぁぁっと顔に熱が集まるのを感じながら、
「…っややややっぱり今のなしで…!…とっ、豚汁!食べましょう…!」
慌ててぷいっ、視線を逸らすと、蒼介さんの瞳がまた尋常じゃない色香と熱を孕んで私を捉える。
「…無理」
そうして私は寝室に強制連行され、お互いの熱に浮かされた私たちはたっぷり甘く幸せな時間を過ごした後、ようやく食事にありついたのだったー。
出張の、その後ーfinー