クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】
一緒に暮らそうside蒼介
芽衣子の周りが騒がしい。
男どもで騒がしい…。
フードショーの打ち上げで居酒屋に来ているところ。
俺と進藤はなぜか広報部の奴らに周りを固められ、芽衣子は営業部の男どもに囲まれて全く近づけない。
芽衣子がうちの連中から人気があるのは重々承知していたが、こういう時それを痛感する。
辛うじて視界に入る所に芽衣子がいるから、口説かれそうになっていたら割って入ろう、そう思っていた。
何しろ芽衣子は自分に向けられる好意にすごく鈍感だ。
どのくらい鈍感かと言うと、進藤が4年も芽衣子に片想いしていたのに、告白されるまで全くそれに気づかなかったほど。
かつて俺のライバルだった進藤だが、それにはさすがにちょっと同情してしまった。
「広岡部長ー、これ食べますかー?」
「こちらもどうぞー!」
広報部の奴らがやたらと寄ってくるが、俺は芽衣子が気になって内心気が気じゃない。
男どもで騒がしい…。
フードショーの打ち上げで居酒屋に来ているところ。
俺と進藤はなぜか広報部の奴らに周りを固められ、芽衣子は営業部の男どもに囲まれて全く近づけない。
芽衣子がうちの連中から人気があるのは重々承知していたが、こういう時それを痛感する。
辛うじて視界に入る所に芽衣子がいるから、口説かれそうになっていたら割って入ろう、そう思っていた。
何しろ芽衣子は自分に向けられる好意にすごく鈍感だ。
どのくらい鈍感かと言うと、進藤が4年も芽衣子に片想いしていたのに、告白されるまで全くそれに気づかなかったほど。
かつて俺のライバルだった進藤だが、それにはさすがにちょっと同情してしまった。
「広岡部長ー、これ食べますかー?」
「こちらもどうぞー!」
広報部の奴らがやたらと寄ってくるが、俺は芽衣子が気になって内心気が気じゃない。