クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】
「広岡部長、お付き合いされている方、いらっしゃるんてすか?」
俺の隣に座っている広報部主任の建川(タテカワ)が、俺に酒を注ぎながらそんなことを聞いてくる。
歳は確か俺より5つくらい下だったか?
俺は割と自分に向けられる好意には敏感な方だと思う。
だからその質問に下心が混ざっていることも何となく感じ取れてしまった。
「…ああ、いるよ。溺愛している彼女が」
「…そ、そうなんですね…広岡部長が溺愛されてる彼女って、どんな方なんですか?」
そう言うと、彼女はちょっと動揺したみたいだったが、まだこの話題を続けるつもりのようだったから、めちゃくちゃノロけてやった。
「俺より年下で、しっかりしているように見えて実はちょっと抜けてて。だから危なっかしくてほっとけない。笑顔がめちゃめちゃ可愛くて、料理も上手いし子供の扱いも上手い。俺の方がずっと片想いしてて、ようやく手に入れられたからもう手放すつもりはない」
俺の隣に座っている広報部主任の建川(タテカワ)が、俺に酒を注ぎながらそんなことを聞いてくる。
歳は確か俺より5つくらい下だったか?
俺は割と自分に向けられる好意には敏感な方だと思う。
だからその質問に下心が混ざっていることも何となく感じ取れてしまった。
「…ああ、いるよ。溺愛している彼女が」
「…そ、そうなんですね…広岡部長が溺愛されてる彼女って、どんな方なんですか?」
そう言うと、彼女はちょっと動揺したみたいだったが、まだこの話題を続けるつもりのようだったから、めちゃくちゃノロけてやった。
「俺より年下で、しっかりしているように見えて実はちょっと抜けてて。だから危なっかしくてほっとけない。笑顔がめちゃめちゃ可愛くて、料理も上手いし子供の扱いも上手い。俺の方がずっと片想いしてて、ようやく手に入れられたからもう手放すつもりはない」