クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】

「幸い芽衣子の家と俺の家はめちゃくちゃ近いし、創太くんのお迎えがあっても問題ない。部屋も、2人で住むには充分な広さがあるし、漏れなく毎日俺と一緒に寝られる特典が付いてくるけど、どう？」

なんて、仮に家が遠かったとしても芽衣子と暮らせるなら創太くんの家の近くに引っ越しだってするし、部屋が狭ければ広い所にだって引っ越す。
芽衣子と一緒に暮らせるなら、結局のところ俺は何だってする。
毎日一緒に寝られる特典が欲しいのだって、本当は俺の方だ。

「…芽衣子、返事は？」

「…はい！よろしく、お願いします…！」


「おおー！」「ヒューヒュー！」「マジかー！」「東さーん…」「…きゃー！」

芽衣子が返事をした途端、色んなヤジが飛んできて、芽衣子がびっくりして俺から離れる。

「…お前ら、そう言うわけだから、芽衣子には手を出すなよ？」