クールな部長は独占欲を隠してる【6/18番外編追加】
内心ドキドキしながら蒼介さんの方を見ると、
「げ」
と呟いて、ピ、と通話を終了した。
何だろう、誰だろう。
蒼介さんの、元カノ……とか……?
なんて心配は一瞬で杞憂に終わった。
「……芽衣子。悪い。姉貴が来た」
……姉貴……
って、蒼介さんのお姉さん⁉︎
ということは、あの合鍵に付いてるクマのキーホルダーをくれた、姪っ子ちゃん(6歳)のお母さんでもある訳で……
「……えぇ〜っ⁉︎」
蒼介さんとお付き合いを始めて6ヶ月。
同棲を始めてからは2ヶ月。
蒼介さんのお姉さんにはまだ一度も会ったことが無かった。
理由は簡単。
蒼介さんが会わせてくれなかったから。
いつだったか、姉貴が芽衣子に会わせろってしつこい、と蒼介さんから聞いた時。
ぜひお会いしたいです!と言った私に蒼介さんは、
「あいつ、すげーうるさいんだよ。しかも芽衣子のこと気に入って離さないと思う。それに絶対芽衣子にベタ惚れの俺をいじり倒すに決まってるし。どっちもすげーヤダから当分会わせない」
と言ったのだった。
その時の、すげーヤダ、と言った蒼介さんのちょっと拗ねたような顔が可愛いくて、思わず笑ってしまったっけ。
「げ」
と呟いて、ピ、と通話を終了した。
何だろう、誰だろう。
蒼介さんの、元カノ……とか……?
なんて心配は一瞬で杞憂に終わった。
「……芽衣子。悪い。姉貴が来た」
……姉貴……
って、蒼介さんのお姉さん⁉︎
ということは、あの合鍵に付いてるクマのキーホルダーをくれた、姪っ子ちゃん(6歳)のお母さんでもある訳で……
「……えぇ〜っ⁉︎」
蒼介さんとお付き合いを始めて6ヶ月。
同棲を始めてからは2ヶ月。
蒼介さんのお姉さんにはまだ一度も会ったことが無かった。
理由は簡単。
蒼介さんが会わせてくれなかったから。
いつだったか、姉貴が芽衣子に会わせろってしつこい、と蒼介さんから聞いた時。
ぜひお会いしたいです!と言った私に蒼介さんは、
「あいつ、すげーうるさいんだよ。しかも芽衣子のこと気に入って離さないと思う。それに絶対芽衣子にベタ惚れの俺をいじり倒すに決まってるし。どっちもすげーヤダから当分会わせない」
と言ったのだった。
その時の、すげーヤダ、と言った蒼介さんのちょっと拗ねたような顔が可愛いくて、思わず笑ってしまったっけ。